今回は精神力は消耗と回復の即面があり。
ちゃんと減るし、ほっとくと回復しない。
ましてや無限にあるわけでもない。
預金残高の様なものだ。
というお話をしていきたいと思います。
特にブラック企業で精神が病んだことのある人たちには心当たりがある話ではないでしょうか。
あなたが消耗する事、回復することはどのような項目でしょうか。
ちょっと意識して読んでみてください。
心のエネルギーは有限
「気力だったら無限に湧いてくる」
「やる気はタダ」
そんなことを言う、メンタルがタフなのか何も感じない無敵マインドなのか。
はたまたポジティブオバケなのか。
よくわからない人がたまにいますが、実際のメンタルというのは。
最大値があり。
減っていく事もあれば回復することもある。
ただし、すり減ってすり減ってレッドゾーンに突入した時には、思考能力も判断能力も奪ってしまう。
そういった側面があるという事を理解してください。
ある種のそういった実験では、事前に行動を我慢させることによって、その後のパフォーマンスに影響を与えることが報告されています。
たとえば、目の前におやつを用意して「我慢して食べないでいて下さい」とした集団と、特に何も用意せずに『我慢させた状況』が無い集団を比較として用意します。
実際の実験で、同じタスクに当たらせるのですが『我慢を強いられた集団』の方が統計的にパフォーマンスが悪くなるのです。
これは、精神力は有限であり『我慢をする』という項目がそれを消費しているのだと考えられる根拠になります。
消耗する行動を連続で続けていては、精神はすり減る一方でパフォーマンスはどんどんと悪くなってしまいます。
だから、消耗行動を繰り返す場合は、間に回復する行動も組み込むようにしましょう。
ただし、単純な先延ばしによるタスクの入れ替えは極力避けるべきです。
休むときは休みますが、忘れられないほど気にかかっているタスクが存在するのであれば、先に消化をお勧めします。
エメットの法則で言われる様に、まるで遅効性の毒の様にあなたの心身を蝕み体力が回復しないという状態を作ってしまうかもしれないからです。
消耗する事しない事
では実際に、あなた自身が消耗することとしない事を分けていきましょう。
これらを自分の中で確認することで、あなたが何に対して精神力を使っているのかがわかります。
どの程度当てはまりますか?
人によっては全く気にしない項目もあるでしょうし「全部!」と答える人も居ると思います。
料理をするのがハードルが高いという人も居れば、部屋がすっきりするので掃除で精神力が回復する人も居るかも知れません。
要は、何度も言っている通り個人の感性、趣味嗜好次第というわけです。
凄く消耗する・消耗する・特に何も感じない・回復する・すごく回復する
普段の行動にこれらを意識できれば、もしかしたら新名が精神的に疲れている原因を探ることができるかも知れません。
単純に自分にとっての消耗事が多すぎるのかもしれませんし。
実は回復することが日常にないのかもしれません。
こころのHPの減少を食い止めるには、何に消耗しているかを意識することが結構大事になってきます。
余計な負荷をかけない
余計な負荷をかけない事は、心理的な消耗を抑える上で大変重要です。
例えば『禁煙』を実行しているとしましょう。
こういう人って常にイライラしたりして、何かしらばふぉーマンスが落ちていると感じたことはありませんか。
本人も頑張っているのだからと、周りも合わせてフォローしますが、
タバコの、特にタールやニコチンの成分がストレス云々という話ではありません。
『何かを我慢している』という状態は非常に精神力を消耗しています。
それは物理的な物でも精神的な物でも変わりはありません。
例えば、周りが休憩を取っている中であなただけが休憩を取っていなかったら、実働から来る体力への影響以上に精神の擦り減り具合の方が大きいです。
仕事で神経を使っている所に、何かを我慢する管理も精神側で行っているのですから、消耗が二重になりますよね。
なにか、外的要因があり怒ってしまうこうしたストレスは、時に自分ではどうすることもできません。
では何をコントロールするべきでしょうか。
それは例えば、仕事道具です。
『デスクで使ってる椅子の具合が悪いけど、まだ使えるし新たに買うのも勿体ない』
こんな時は、イスの具合が悪いなどと思っている時点でさっさと買い替えを勉強するべきです。
『このPCじゃ性能が足りないけど、買い替えるのはちょっと……』
『通勤用の靴がへたってきて足に影響があるけど我慢できる』
などなど、これって既に我慢してますよね。
勿論出費は要りますが、快適になれる選択肢を知ってるのに我慢するという事は、この先一年ちまちまと心のHPの消耗を続ける気でしょうか。
どうせそこについてお金を払う可能性が高いなら、今すぐストレスを排除したほうが結果的にプラスになりませんか?
心が無限に回復できるわけでも、こころの最大HPが突然増えるわけでもありません。
であれば、精神力の『支出』を抑える意味で、手時かな我慢は止めてみませんか?
このお金の使い方は、自分の心への投資なのです。
趣味や余暇で充電を
消耗と、抑えることを覚えたら、最後に精神力の充填のことを考えましょう。
ポイントは何もしない事や趣味に没頭する事。
気を使わない状態や時間を作る事で、心の回復ができると捉えることができます。
趣味の釣りに行ったり、一人カラオケで大声で歌うなど。
とにかく没頭してみるのです。
心のHPを回復させる手段はそれぞれ違っていて、他人の物を参考にするのではなく自分の指標に従うべきだという事さえわかっていれば、実行自体は時間が採れればそんなに難しくはないと思います。
ただしここにも罠があって、その没頭する行事の中に『競い合い』が発生すると、とたんにストレスの原因になります。
趣味で始めたゲーム。
いつの間にかオンラインでのランク戦が導入されて、ランクを上げることに追われてしまい、いつしか癒しでもなんでもなくなってしまった。
心が擦り切れ切って引退。
仕事の合間に少しの楽しみを取る筈が、いつの間にか深夜の二時間を支配される日常になってしまっていた。
容易にこういった状況は想像できますよね。
だから『競わない』『争わない』趣味を持って、心のHPを回復できる様に日常に落とし込みましょう。
『長風呂』でも『読書』でも。
日常の擦り減りから逃れられるなら、本人にとっての回復となるなら、それはとても素晴らしい事なのです。
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