あたなもこれを読めば、今後詐欺に引っかかりません!
と言えるくらい、よく見る詐欺手法を1つご紹介します。
ポンジ・スキームです。
投資詐欺と言われるこの手法は、約100年も前から使われているメジャーな手法の一つです。
そんなポンジ・スキームの簡単な手口をここで解説していきますので、是非持って帰って防犯に役立ててくださいね。

詐欺にあわない方法があるって本当?

詐欺とかってまず
手口・手法を知ることが防犯だよ

教えて教えて

言葉を知っているだけでも防犯になるからね。
覚えて帰って。
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ポンジ・スキームとは

ポンジ・スキーム【Ponzi scheme】とは、主に出資金での詐欺の一種。
- まず、出資者を募る
- 内容は出資してもらった資金の運用をする、その運用益から出資額に応じて配当金として還元するというもの。実際には資金運用は実行されない。
- この出資者を募る『セミナー』や『会合』と呼ばれるものを定期的に開催し、更に出資額を募る。
- 初期の出資者に『利益が出た、配当金だ』などと言って還元を行う。
- 『実際に配当利益が出た』と勘違いさせることで、今度は出資者達が積極的に新しい出資者を募る。
- 初期出資者に何回か『配当』を与えるが、その内払える配当が無くなる。
- スキーム的には最初から破綻しているので、どこかで持ち逃げを計画されている。
さらに、『高配当、高利回り』などを主張して、積極的に出資者を募っていくのも特徴です。
昔の印象だと、土曜の夜9時からやっている2時間ドラマで年に何回か見かけた印象。
ドラマの演出的には、今でもあるんですかね?
ポンジ・スキームの由来

由来はなんとそのものズバリ、詐欺師チャールズ・ポンジ(Charles Ponzi)に由来しています。
「あなたのお金を運用して、利益に従い配当金を支払う」
という今と変わらない説明と手法でお金を集めました。
彼がこういった活動に着目していったのは1919年からで、なんと100年も前なんですけどね。
ポンジの行った事は現在の代表的な手口と変わらず、実際には資金を運用せず、利ザヤの確保もできない。
一部運用している面もあるが、システム的には負債しか生んでいない。
配当金が工面できなくなる為出資者から不満が続出する。
破綻。という流れになります。
この破綻寸前にうまく逃げられれば、詐欺師は資金を残せるというわけですね。
ちなみに ネズミ講の構造の原型とも言えますね。捉え方にもよりますが。
ネズミ講はポンジの行ったものにさらに階層構造が存在する為、少しやり方が違います。
ポンジが行ったのは単純な自転車操業のスキームであり、その点から発展させたのが、ねずみ講と捉えた方が、覚えるのに苦労はしないかと。
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ポンジ・スキームの構造は上記でお話しした通り。
第一の集団からお金を集める→第二の集団からお金を集める→第一の集団に配当金を配る→これを繰り返し、資金が一定集まり、出資者から疑惑の目が向けられたところでドロン。
実際には利益を作る行動はしておらず、集客努力のみ。
他人から集めたお金によって運営される詐欺。
良くある手法としてあるのがセミナーです。
- セミナーに登壇するA氏はあらゆるビジネスで成功を収めた人物
- その出生は貧しく、1日に使える食費が○○円を下回る時期もあった
- 彼は不断の努力の末ビジネスを起こし、一代で財を築いた
- 今新しい恵まれぬ子どもたちの為のビジネスに着手しようとしている
- 業界的にはとても革新的な取り組みで、まだ誰も実証していないし気付いていも居ない
- これが成功すれば、世界の貧困が救われるだけでなく皆さんにも利益が出る
- 1口10万円で…

いやいやいや、3つ目あたりからかなり怪しいでしょ!

うん。
っていうかエピソード丸々嘘だしね
本当にこんなのに引っかかる奴が居るの?
と思う人も居るかもしれませんが、居るんです。
というか、一定数騙される人が居るから手法として残っているのでしょうね。
ちなみにこの知識の所為で、僕は『セミナー』という言葉が嫌いです。

こういった構造を最初に思いついたのが、ポンジというわけではないだろうけど。最初に大きくしてしまったのはやはり彼なんだろうね。

もちろん悪い事だけど、他の人より発想力が高いのかな

だろうねぇ、詐欺が働けるって事は、普通の人よりも構造理解する力があった上で、騙そうとしてくるから。
本気で仕掛けられたら逃げられないんだろうね。

いつでも警戒しなさいな
危ないわよ
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投資詐欺にお金を出さない基本
先にまとまったお金を出す は詐欺

今回紹介した2つの手法に言えるのが、先にまとまったお金を出させることです。
これらは、そもそも詐欺をするという目的がある為、ある程度まとまった金額を最初に請求してきます。
通常のコンサルビジネスや所謂習い事では、その月の分の清算スタイルが多く、しかも基本的にはサービスを受ける側の支払いは、サービスを受けた後であることが多いです。
勿論それらに限りませんが、先にまとまったお金を出すという段取りが発生した場合、何故それが必要なのかをよく考えた方が良いです。
まぁ速攻「さぎだからでは?」
という処にたどり着いて欲しいのが本音です。
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出資金を上げる交渉が来たら詐欺

ポンジ・スキームの常とう手段の一つに『少額でのスタート』というのがあります。
例えば5万円スタートですね。
投資にしては少額なので、最悪失っても痛くはないと、出資者は納得して資金を出します。
その後、配当益としていくらかを出資者に返します。
この時に、「この期間でこれだけの配当が出るのですから、思い切って出資額を伸ばしてみませんか?」というもの。
物によっては10倍の50万などもざらにあります。
当然ですが、50万を入れた朝護にドロンされる危険性が高いです。
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入会・入金をまくしたてられたらアウト

色々な勧誘で良く行われる手口としては
「これが出資口座最後の一口なんです、今あなたは最大のチャンスを手にしています!」
とか
「今ここで踏み出せない人に、お金持ちへの道は開けません!」
といったやつ。
入金や入会をまくしたてられたらますます怪しいです。
最後の一口と言ったことは無いはずですし、大体が煽る為の心理向上になっているので、聞く耳を持つ必要はありません。
そして、誘われたら誘われ方自体を調べる事です。
大体詐欺の口上が見られるはず。
利回りの数字が高い

株を買う徳の目安に、配当利回り6%を超えるかどうか。
といった事を言われることがあります。
にもかかわらず、怪しい商材では月の利回りが10%などと言う宇宙的な数字になっていることが珍しくありません。
単純に数字が高すぎるんです。
普通の人は釣れませんが、情弱は釣れる。
といった感じでしょうか。
一年で回収などできる筈がありません。
よっぽど怪しいか、よっぽどブラックか、詐欺かのいずれかです。

投資詐欺はまとまった入金のターンが必ず来るわ

大きい金額に簡単な利回りは完全にアウト
そう思って詐欺にあわないようにね
あなたは大丈夫?
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