社員募集のチラシやネットの募集内容において、
『アットホームな職場です」という表現はかれこれ20年以上ある気がします。
『明るく楽しい職場です』の派生として登場したような雰囲気があり、両方とも現在まで残っている、募集時の【正統派書く内容が無い時の文字埋め】文化ですね。
こういったところは得てしてブラック企業の影がちらつきます。
どうにかしてブラック企業へのアプローチは避けたいですよね?
アットホームな職場です
— はむらいと@人の皮を被るうさぎブロガー🐰 (@hamwrite30) September 20, 2019
ってなんでなくならないんだろうね🤔
誰が見ても
「あっ…」
って今じゃ思うよね。
てことは思わない人が募集原稿書いているのかな…?🖋
世の中の流れが現場に反映されるのって20年じゃ足りないよね🐰
社員募集の原稿というのは、自由欄が結構大きく取られていて、職種によって柔軟に何でも記述できる様になっています。
その為、募集の原稿を書くことを任された人たちがポンコツだと、こうした『無個性な当たり障りのない表現』が世に出回るのです。
今回はそんな『アットホームな職場です』表現について、解説します。
求人票を見た時点で分かるヤバそうな文言も紹介していますので、求人情報に迷っている方は是非読んでいってください。
そして、ブラック求人だと確証出来たら是非回避してくださいね!
あ、先に言っておくけど、
悪いこと言わないから、その募集出してる会社に入るのは、やめておきなさい。
【アットホームな職場】を推すブラック企業について
センスが数十年止まっているからこそヤバイ
今一度見てみましょう。
『アットホームな職場です』
なんというか、そもそも表現が古臭いですよね。
古い、ではなく古臭いというのが重要です。
結論を先に言うと、その募集を出している企業は避けるべきです。
先程古臭いと書きましたが、まずこの古臭さにも、危機感とヤバさを感じて欲しい所なんです。
受け取り手が古臭い表現を感じるという事は、古臭い表現を良しとしている人間が募集要項の判断をしているという事ですよね。
現場だろうが、役職持ちだろうが誰が判断したにせよ、世に出ている物だという事はその会社の顔であることに変わりありません。
古臭いと思わせる程度の情報を発信している会社は、社会の時流に乗っていない会社ということで早晩潰れます。
潰れはしなくても、徐々に業績が下がりますはじめます。
『起業は簡単だが、続けるのは難しい』
というのは世の中に流行り廃りと、仕事の消滅、新規の仕事の出現があるからなんです。
仕事は流行と進化が常に構築されているので、『この先五年間食べられる仕事』を経営層が常に探していないと危機感の全くない会社になってしまい、会社自体の体力が無くなってしまいます。
流行を追うって実は社会人になってからの方が肝心よ。
ニュース、政治経済、売れ線の商品。
出店チャンスだって全部流行に左右されるわ。
タピオカが流行ったら、3日で実店舗オープンまでの見積もりできる位の速度でやれると。かなり敏腕経営者ってわかるよね。
そういう人は最初からっ撤退も視野に入れてるから強い。利益出してササッと閉じれる。
ブラック率が高い!? 会社の長所が無い事実と担当者に考える頭が無い事実
実際に『アットホームな職場』という表現は、会社に目立った強みが無いから『聞いた事のある当たり障りのない表現を並べておこう』という考えから来ています。
僕自身、実際これを書こうとしている現場に2度遭遇して慌てて止めました。
「それ書いちまったら、募集の広告掲載費が無駄だからやめろ!」と。
こんな表現を使っていては「我が社は強みを考える力が人事担当にありません」と宣伝している様なものです。
もし使っている会社さんがあるとしたら、今すぐ表現を変えさせましょう。
もし、役員がニッコニコでこのキャッチコピーにOKを出しているとしたら、それは役員にとって都合のいい職場です。
現場の社員たちにとって、正しいかどうかは違うのです。
・役員クラスが判断して求人コピーを出しているなら、それは役員目線で楽しい会社という可能性が高い
見出しやキャッチコピーに対しては根拠があった方が読み手は安心します。
その根拠を、募集要項の中で書かれているかを判断してみて下さい。
もし、募集要項からアットホームな理由が見つけられなければ、やはり危ない企業の可能性が非常に高いです。
長時間労働で会社=我が家の皮肉
『長時間会社にいるから、会社が我が家になっているんだろう』
という表現が存在します。
実際長時間労働上等のブラック企業は黒ずんだ寝袋があったり、机の仕方ら這い出てくる従業員が居るあたり、あながち冗談ではない表現なのです。
まさに会社がホーム!
職場とプライベート空間は全く別の物よ
環境整えないと生産効率下がるしね
脳がどこで休んでいいか場所を記憶できなくなるし。
一緒に使われていたらヤバイ文言集
さて、アットホームの他にも、一緒にこれが入っていたら警戒必須!
といった物を一部載せておきます。
やはり、見覚えのあるものが多数ある筈ですよ。
仕事以外の交流も盛んです!
仕事以外の交流が盛んな場合、強制飲み会を指している可能性が高いです。
勿論自腹です。
昨今こういった事はハラスメントとして考えられており、機会として減りつつあります。
しかし、減る希望はありますが、まだまだそういたっところまで行っていないのが実情です。
未経験者歓迎! 先輩が優しく教えてくれます
これも今回の抱き合わせ文言の上位ですね。
昔、新聞にくっついてきた社員募集のチラシでよく見ました。
一色刷りの奴です。
これって普通の事ですよね。
優しいかどうかは別にして、業務はどんどん舌が引き継いでいくものなので、基本的に業務内容を先輩社員が教えるのは普通です。
特段書くことでもなんでもないような事が書いておる。という現象です。
逆に先輩が教えてくれない会社はもっとヤバいです。
育成環境が整ってないのって論外ですよホント。
営業ノルマは一切ありません!
これ、あるって事です。
面接などで聞いた場合は、
「でも一応仕事ですからそれなりにはありますよ?」
みたいな返答が返ってきます。
そういう会社は給与説明も不透明だったり、基本給+能力給みたいな謎の割り当てにされて、実質歩合になっている場合があります。
もし面接まで来てしまったら、こういう会話になった時点でこちらから見切りをつけて断ってください。
若手の活躍が著しい!あなたの手で会社をさらに大きくしませんか?
若手ばっかり活躍してる会社って変です。
何故若手を指導した優秀な先輩は、活躍していないのでしょうか?
「あなたの手で会社を大きくしませんか?」
不確定すぎる要素を誘い文句にする会社は、最初に言った通り見通しが甘い会社の可能性が非常に高いです。
何故こういった募集分になるのでしょうか。
答えは、定着せずにいなくなって、大きくなる要素が無いからです。
だから、若手しか活躍しませんし、いつまでも大きくならない会社を大きくしたいという経営層の考えが駄々洩れになってしまっているのです。
自己防衛力を付けて企業を選ぼう
何故この文言はよく使われるのか、という所はちょっと掘り進めれば本当にどうしようもない理由だったりするので、企業選びに迷った時は
この記事を思い出して下さいね。
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