文章を読めない人が多い? 情報は見たい物しか入ってこないのか[読解力]

科学・哲学

文章を読めない人が増えましたよね?

目の前に書いてあることが読めない人達。

弊ブログも見出しに書いてあるのに、真逆のご指摘とおしかりを受けたことが数回あります。

というわけで今回は、有名な読解力の低下について幾つかピックアップしました。

小学校の国語教育では『この人物が思っているのはどれか』といったような選択肢が頻出します。

文章を読み取り、相手の考えを読み取るトレーニングですが、実際はどうでしょうか。

小学校を卒業し、いつの間にか大人になってからそのあたりのことが曖昧になっていませんか?

皆で考えてみましょう。

裏を読めとは言いません。まずは表面を読みましょう。

あなたは本当に正気?
>> 正常性バイアスとは なぜ危険なのかその意味とよくあるケースを紹介

報道は本当に正常?
>> キリトリ 捏造 ミスリード 報道を見ない人達に世論を作らせる【マスコミ】

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日本人は文章が読めないのか

辞書

日本人が文章を読めなくなったというより、情報社会になり読める人と読めない人の差が出てきた。

それが、貧富の格差や知識の格差につながってきた、と解釈する方が良いと思います。

ちなみに世界的な読解力ランキングは下降気味にあり、もしかすると普通におバカさんになっているのではという説もありますが。

それはさておき、まず導入に例を1つ出します。

マスク騒動での5文字

2020年は年始から徐々にコロナウィルス騒動でマスク不足が深刻化しています。

そんなおり、4月に入りこの様なツイートが話題を呼びました。

ちょっと信じられませんが【マスクありません】を【マスクあり(ます)】に誤認したという事。

つまりこういう事です。

いや、普通に考えて間違えんやろ……。

切羽詰まってると間違えるのか……?

こうした様に人間は認識の歪みが頻繁に起こり、そういった事を確証バイアスといいます。

確証バイアスは判断をする上で時短になったりと必要な物ですが、願望に状況の認知を左右されやすいという欠点も持っています。

このあたりが特に文章を読めない→誤読を導くという状態に拍車をかけているというわけです。

思い込み!?
>> 確証バイアスとは何か? 人間は思い込みを固めていく生き物ですよ

日本の識字率

勉強

日本の識字率は99%。世界第23位です。

と言っても江戸時代にはすでに世界屈指の識字率になっており99%以上は団子状態です。

これは、同率○位が多すぎるためこの様な値になっており、実際は46カ国が99%の識字率を誇っています。

一応、みんな文字は読めるという事なんですよ。

アミラーゼ問題

学生

2つ目の例を見てみましょう。今度は先ほどとは違いますよ。

問題です。

アミラーゼという酵素はグルコースがつながってできたデンプンを分解するが、同じグルコースからできていても、形が違うセルロースは分解できない。

この場合以下の空白に入る選択肢を選びなさい。

セルロースは【 】と形が違う。

  1. 酵素 
  2. アミラーゼ
  3. グルコース
  4. デンプン

答えは、1~4のうちどれでしょうか?

このアミラーゼ問題は有名な問題で、これを大学院生に出したところ答えを間違える生徒が続出したと。

なんと日本人の学生は全員府正解だったといういわくつきの問題です。

答えは最後に表記しています。

数学に関する『わからない』

では3つ目の例、数字に関する恐ろしい話を1つします。

2019年にちょっと世間を騒がせた内容です。

税込の代金が定価の1.08倍(消費税分)になることが説明できない、「2億円は50億円の何%か」が答えられない

引用元:東洋経済オンライン

この記事は2019年4月の物で、内容としては大学生の読解力、もしくは数学力(算数ですが……)が落ちているという物。

見たままですが、2/50が何%に換算されるのか答えられないという内容で、これで良いのかという話。

文字は読めるが内容はわからない。もしくは自分の中で分解できない。

という問題がここにも、といった話ですね。

【外部】東洋経済ONLINE
>> 大学生が「%」を分からない日本の絶望的な現実

アミラーゼ問題の答えとまとめ

ノートとペン

まずアミラーゼ問題の答えですが

4.デンプンです。

グルコースからできているのがセルロース。そして、もう一つグルコースからできているのがデンプンだという事が分かれば解ける問題ですね。

あなたの解答は当たっていましたか?

闇の人格
闇の人格

普通に読めば難しい問題じゃないんだけどね

はむらいと
はむらいと

何故?
という疑問は尽きないです

さて、名詞や動詞の捉え方が悪いのか、はたまた別の物なのか。

教育は是正されバランスがとれている様に見えて、実は不確実なものが多くなっていたりするかもしれませんね。

今回は『識字率は高いけど、文章は読めない」という処に着目して特集しましたが、結局転じてこれって詐欺に騙されるかどうかにかかわっているんです。

明らかな矛盾点に目を瞑ったり、自分に言い様に解釈して商材の弱点を見抜けなかったり。

報道による【キリトリ】も同じです。

20年報道のおかしなところがあるなぁというのを探していますが、やはり故意におかしなキリトリをするTVやニュースが多いです。

書面上の詐欺でも「要項を読まずにサインしたら騙された!」と聞いて、それは自業自得じゃないかと思いますよね。

しかし、ニュースに対するキリトリには反応できない人が多数です。

恐らく直接被害を被りにくいからですよね。

そんなことはありません、発信される情報は一部であればそれを全部疑いましょう。

第一に文章をちゃんと読めるようになる事。

第二に最後まで確認する事。

これで騙される確率が、グッと低くなるはずです。

あなたは騙されやすい人?
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