もしあなたが、あなたより立場の強い人間と意見が対立した時に、心がけて欲しい事があります。
反論してはいけません。
戦ってはいけません。
正論を言ってはいけません。
相手と対峙してはいけません。
ちょっと!私は誰にも負けないから
反論したいし、正論を言って相手を納得させたいわ!
わかってるわかってる。
でも、結構時間の無駄に終わる事が多いよ。
今回は、相手と戦わずに逃げる為の心構えと、戦いから逃げる事で得られるメリットを書いていきます。
口喧嘩なら誰にでも勝てると思ってる若い人には、是非読んで欲しいです。
立場上、相手が戦ってくれない時もあるし、自分が戦えない時もある。
だからこそ、自分も『戦わない事』を選択肢に入れないといけない。
そう状況があるという事を、想定して読んでみて下さい。
対峙しない、という意味では下記の記事に近しい内容となっています。
是非併せて読んでみて下さい。
戦わない選択肢 無用な衝突を避けて体力と気力を温存する仕事
まず何故戦ってはいけないのかという点を、掘り下げていきます。
立場、考え方、そして一時の感情で戦うべきない事を見つめます。
強者の立場を脅かしてはいけない
人間は心理的な安定を望むので、立場を守ろうとする傾向が強いです。
特に強者ほど、この傾向が顕著です(稀に全く執着しない人も居ます)。
この立場に執着する人達の注目を集めてしまうと、最悪自分が潰されてしまいます。
何故なら、自分は彼らより立場が弱いからです。
まず、抗う術があまりないという事を理解してください。
なので、自分が相手に勝てる強さがあると、直接的にわからせない事を推奨します。
あなたの牙は、うまく隠してください。
それこそ勝とうと思えばいつでも勝てるのですから、戦う必要はありません。
相手本体は取るに足らない存在で、立場上逆らえないのですから。
戦って得することがありません。
相手本体が弱ければ、経験値も貯まらないですしね。
相手の方が立場が強ければ、一旦あなたは引くか従ってください。
強かに生きましょう。
人間は思い込みが強すぎる生き物
これは、私も、あたなも、誰でもです。
人間誰しも、育った環境の価値観の上で生きていますし。
違う文化に触れて、価値観が崩壊する話もゴマンとあります。
逆に、日常で価値観が崩落することはほぼありません。
そこまで強い衝撃を、どこかの一回で与えるとなると相当な威力が必要です。
そして、それは一撃ではありません。
回数です。
つまり、一回の反論で正論を言っても、相手の意見が覆る可能性は極めて低いのです。
であれば、立場と状況がほぼ内容の決定を握っている状況になる場合、例え正論を振りかざしたところで、平穏は訪れません。
相手と考え方が合わない場合は、無理に制圧しようとせずに落としどころを見つけてください。
怒りは判断力が鈍る
相手方の理不尽により、怒りがブワァーっとこみ上げる場合がありますよね。
私もよくあります。
「全員の前で、その下らねぇ思想をたたっ切ってやろーかコイツ!?」
と思う事もしばしばあります。
しかし、グっと堪えます。
ここでも、戦わないように心がけてください。
何故なら、相手を切り刻んだところで、今抱えている問題は解決しないから。
もしくは別の問題が発生してしまうから。
理不尽な状況というのは、味方を作る事で打破するべきなのです。
理不尽な状況を持ってきた本人がへらへらしていようが、グッと堪えてソイツすら手足として使えないかを考えるのです。
ここでソイツ一人を蹴散らしても、後々粘着されて足を引っ張られるだけです。
であるから、相手と戦わずに穏便に済ますことも必要なのです。
アンガーマネジメントの回で、一時的な怒りを鎮める方法を書き出しています。
アンガーマネジメントを知っておくことで、無用な衝突が避けられるかもしれません。
怒りで、これまでの我慢の苦労を水の泡にしないように心がけましょう。
逆転の秘策 逃げ回った後に
ここまで、よく我慢したと思います。
我慢の仕方ばっかり書いていますからね。
では、相手と戦わない間に何をしているかと言いますと、味方を増やします。
しかし、愚痴仲間を増やしてはいけません。
それでは、弱い集団が傷をなめ合っているだけに過ぎないので。
自分は愚痴を漏らさず、自然と集まってきた相手と、強固な関係を築いていくのです。
マイナスワードを言っても始まりませんが、信頼関係の強い相手が近くに居れば、戦って勝つという事をしなくても、自然と自信が湧いてきます。
人間は自分のバックボーンの強さに、安心を覚えるのです。
だから、自分自身をまず大きくしましょう。
強固な味方を作りましょう。
また、人を褒められる様になると、物事の見方が少しずつ変わります。
褒めについてまとめた記事はこちらです。
褒め方にもタイミングと流れがあります、是非間違えないようにコントロールしましょう。
戦わず、愚痴を漏らさずその後にできたコミュニティが、あなたの今までの我慢以上の価値を生むようになります。
戦わなかった場合に調子に乗る輩は、調子に乗らせておけばいいのです。
あなたは強固なあなたを作る事に、専念してください。
なんか、今回は静かにまじめな回だったわね。
いつも真面目なんだけどね。
感情と戦う相手はコントロールできますよ。
みなさんも、無駄なエネルギーを使うのは避けましょう。
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